ことたび日記

雑多なことと旅についてブログです

トルコ語のスラング(1)

今回はトルコでよく使われているスラングについて例文を添えながらいくつか紹介したいと思います。例文は直訳ではなくより自然な形で訳しています。

 

1) Lan :〜よ、だ、ぞ etc...(アグレッシブ)

 例)Ne diyorsun lan? Sinirlendirme beni.

 訳)何言ってんだ?いい加減にしろ

 説明)男性の使用頻度が高い、下品なニュアンス有り。アグレッシブな感情を表現するときに使用される。怒りの感情を表す為だけではなく、普通に会話してるときに’’何言ってんだ?笑’’のように使うことも出来る。

 

2) Helal:やるじゃん、よくやった

 例)Sınavdan 100 mü aldın? Helaaaal! 

 訳)テストで100点取ったの?やったじゃん!

 説明)やるじゃん、すごいね、という気持ちを表すときに使う

 

3) Eyvallah:ありがとう

 例) Çok yardım ettin. Eyvallah.

 訳)助けてくれて本当にありがとう

 説明)男性の使用頻度が高い。

 

4) Atma :ふざけんな、嘘つくな

 例)Atma lan! Öyle bir şeyi yapmış olman imkansız.

 訳)嘘ついてんじゃねーよ!お前がそんなことできるわけ無いだろ

 説明)相手の言っていることが嘘、あるいは誇張されていると思ったときに使う。

 

5) Oha :おおお!、えええ!

 例)Oha! O ayakkabılara 1000 lira mı vermiş?

 訳)えええ!その靴1000リラもしたの?

 説明)驚きを表すときに使う。

 

とりあえず今回はこのくらいで!これからも少しずつトルコ語スラング、表現などについて書いていきたいとおもいます。おまけに先日訪れた夜のカッパドキアの写真を。。。

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語学は無意味になるか

外国語を習得する一番のメリットは母語と異なる言語を使用する人たちとコミュニケーションを取ることができることですよね。そして、私達は通訳、もっと手軽なもので言えばグーグル翻訳などを使用すれば言語を習得していない状態でもコミュニケーションを取ることができます。もちろん現在は通訳とグーグル翻訳の間では精度の観点から大きな差を見ることができます。最近では機械学習などのテクノロジーにより以前と比べて飛躍的に機械翻訳の精度が上がって来ていると言われています。そして将来的には通訳、外国語を学習しなくて良くなる、なんてことも世間では言われてたりします。では本当に語学をやる意味がなくなるのでしょうか?私は決してそんなことはないと思います。これは今年の夏のことでした。私はトルコ人の彼女に会うこと(突然の告白ですが)と観光を兼ねてトルコに4週間ほど滞在していました。

彼女は日本語とトルコ語と英語をほぼネイティブレベルで話せます。滞在中に現地の人とコミュニケーションを取ることが多々あったのですが、私のトルコ語レベルではあまり突っ込んだ話などはできず、彼女を介して会話をしていました。そのときに感じたのはやはり、自分と相手の間になにか仲介するものがあると意思疎通はできるのですが、心を通わせている感覚がどうしても薄くなってしまう、ということでした。拙いレベルであっても自分自身の口から話し、相手の口から出た言葉を自分の頭で理解するというのは理解の程度の差はあれど、心を通わせているという実感を得ることができるなと感じたのです。この経験を通じて私は「語学をする意義はこれからも存在し続ける」と感じたのでした。

おまけに旅行の際訪れたベルガマ遺跡の写真を。個人的にはエフェスよりも感動しました。f:id:kotodama47:20181028004559j:plain

NEトルコ語検定1級を受験してみた。

受験前に参考にとネットで記事を探してみたところ、あまりNEトルコ語検定についての受験記がなかったので、自分で書いてみたいと思います。

まず、NEトルコ語検定について軽く説明します。引用は公式サイトからです。

NEトル検は、学生から社会人まで幅広い方を対象とした国内唯一のトルコ語検定試験。あなたのトルコ語レベルに応じて、どの級からでもスタートすることができます。学習進度やレベルに応じた学習目標として最適です。

学習レベルに応じた5つの級
 トルコ語の基礎を身につけ、一歩ずつ確実にステップアップできる5級・4級
 トルコ語の初歩を終え、さらに上のレベルを目指せる3級2級
 トルコ語の幅を広げ、トルコへ飛躍できる1級

 試験問題はニューエクスプレス・トルコ語からしか出題されません。これはどの級であってもです。ただ、受験する級によって範囲が異なります。

試験種目 
 5級 1課〜04課 (練習問題 ・単語力アップ・表現力アップを含まない)
 4級 1課〜10課 (練習問題 ・単語力アップ・表現力アップを含まない)
 3級 1課〜20課 (練習問題 ・単語力アップ・表現力アップを含まない)
 2級 1課〜20課+練習問題 (単語力アップ・表現力アップを含まない)
 1級 1課〜20課+練習問題+単語力アップ・表現力アップ 

 ニューエクスプレス・トルコ語は初学者向けの本なので、1級であっても、他の語学検定のように難しい文法などは試験範囲になっていません。例えば、使役形、受け身、形容動詞、副動詞などは本書では扱われていません。ページ数も120ページほどで分量もさほど多くないので集中すれば、1週間ほどで読み終えることができると思います。

次に具体的に私が試験に向けて学習した内容、方法などについて書きたいと思います。まず、トルコ語の学習を始めたのが今年の3月で、トルコ語検定の存在を知り、受験することを決めたのが5月でした。試験は6月末に受けたので、学習期間は約4ヶ月ほどになります。

最初に始めたのは文法でした。ベレ出版のしっかり学ぶトルコ語を使用し学習を進めました。いまいちわからないことがあれば、東京外国語大学の言語モジュールなども参照したりしました。一ヶ月ほどでしっかり学ぶトルコ語を読み終えました。単語は意識的に覚えたりはしていませんでしたが、最低限、数字や曜日や月、最適源の単語は覚えるようにしました。ここから一ヶ月ほど、参考書を読み終えたことによってモチベーションが一時的に下がり、結局5月まで学習という学習はしていませんでした。5月に入りトルコ語検定1級を受験することを決意し、そこからまた学習を再開しました。とりあえずニューエクスプレスがないと話にならないので、購入し、一週間ほどで読み終えました。文法は前に学習していたのでニューエクスプレスをもとに学習をする上で新たに学ばなければならないことはありませんでした。しかしアウトプットを全くしていなかったので、ニューエクスプレスに載っている練習問題などは何度か解いて、自分の中であやふやになっていた活用形などを記憶に定着させました。この時点で試験に向けて何をすればいいかの道筋を立てることができました。文法はできていたので、あとはひたすらニューエクスプレスにのっている単語と表現を全部覚えればいいなと思い、6月に向けて単語を少しずつ覚えていきました。ニューエクスプレスに載っている語彙数はちゃんと数えていないので正確にはわかりませんが、だいたい450語位だったと思います。試験まで2ヶ月ほどあったので割と余裕を持って覚えられました。少し面倒だったのが表現力アップの文を暗記することでした。最初の2週間くらいは真面目にやってたのですが、途中から面倒になって、とうとう試験日まで完全に覚えることはありませんでした。使われている語彙などは覚えて、自分で文章を作れればいいかなーくらいの感じで学習していました。そんなこんなで6月に入ったのですが、ここでまたモチベーションを喪失してしまいました。というのもある程度、試験範囲に当たる語彙も、文法も網羅してしまったので、繰り返し学習することに飽きてしまったのです。ここから試験一週間前までニューエクスプレス学習をやめてしまいました。とはいえトルコ語に対してのモチベーションはあったので自分で単語をちまちまと覚えていたりしましたが...

そうこうして試験一週間前になりました。ここから一週間は毎日ニューエクスプレスの語彙と表現力アップの例文を覚えることに専念しました。そして試験前日に練習問題を一周して、抜けていることがないか確認しました。この時点で合格する確率は6割程度の気持ちでした。これはやはり表現力アップの例文を完璧に覚えてはいなかったことが原因でした。試験の例題などについての情報がなかったのも不安になった原因の一つでしょう。

さて、試験当日です。会場は四谷にある、廃校を利用した四谷広場の一室で行われました。受験者は全員で7名くらいだったでしょうか、受験した1級は自分を含めて3名でした。妙に冷房が強かったのを覚えています。試験開始前に主催者の方が「何か文法でわからないことがあったら今のうちにお答えしますよ」とおっしゃっていて、なんともアットホームなかんじがでていました。

さあ試験開始です。問題数は50個ほどだったでしょうか、あんまり覚えていません。選択式の問題と書き取りの問題が半々くらいだったでしょうか、出題範囲は書いてあったとおり教科書の中からしか出ていませんでした。基本的な語彙、単語の並べ替え、文法の活用など、基本的な問題ばかりでした。10分ほど残して解き終わり、見直しをちょうど終えたところで試験が終了しました。この時点で全くわからない問題は2、3問で不安なところが数問だったので、全部間違っていたとしても80点を下回ることはないだろうと思い、合格できるかなと思っていました。

一時間後、採点が終わり一人ずつ答案用紙が返却されていきました。私の答案が返って来ました。83点。「あぶねー!」と思わず心の中で叫びました。あと4点低かったら落ちていました。答案を見るとポツポツと間違いがありました。ケアレスミスなどもチラホラ。なにはともあれ合格は合格です。合格者には一人ずつ合格証書が手渡しされていきました。ここでも手渡しの際にみんなで拍手をしたりと、アットホーム感があり、微笑ましかったです。その後主催者の方による挨拶と新しい参考書の出版に関するアナウンスなどがあり、解散となりました。

以上が私の受験記になります。基礎力が養われるとても良い試験だったと思います。合格をするために必要なことを自分なりに最後にまとめると、

1.ニューエクスプレストルコ語に載っている文法、活用形などを完璧にする。

2. ニューエクスプレストルコ語に載っている単語を、全て覚える。

3.ニューエクスプレストルコ語に載っている表現力アップの例文をすべて覚える。

当たり前だろ!と突っ込まれるかもしれませんが、この3つをやればまず落ちることはないと思います。試験問題は本当に教科書の中からしか出ませんので!

ここからは余談ですが、トルコ語検定の受験を終えて私は現在memriseを用いて語彙の強化を図っています。次の目標はトルコ語能力試験です!この記事がこれからトルコ語検定を受験する方にとって少しでも役に立てば幸いです。

Görüşürüz!!

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